VirtualBox は、Windows (などのOS) 上に仮想的なコンピュータを用意し、Linux などのほかの OS を動かすソフトウェアの一つである。 これを使うと、たとえば macOS 上で Windows を動かしたり、Windows 10 上で Windows 7 を動かしたりすることもできる。 VirtualBox は Oracle が配布しているが、主要部はオープンソースであり、Windows 版のほか macOS 版や Linux 版などもある。
作業はホスト OS(PC でもともと動いている OS)が Windows でも macOS でもほぼ同じようにできる。
- インストールしたい Linux のインストール用 CD/DVD イメージ(iso ファイル)をダウンロードする。
- Ubuntuであれば https://www.ubuntu.com/download(本家)または https://www.ubuntulinux.jp/japanese(日本語 remix)
- VirtualBox のダウンロードサイト https://www.virtualbox.org から必要なインストールパッケージをダウンロード・インストールする。
- オプションは当面デフォルトのままでよい。
- 拡張パックのインストールを求められたら、指示に従ってダウンロード・インストールする。
- インストールした VirtualBox を起動する。
- 「新規」(パネル左上の青歯車)をダブルクリック
- 「名前とオペレーティングシステム」のパネルで「名前」に Linux のディストリビューションの名前(例えば ubuntu)を入力
- 「タイプ」「バージョン」が名前に応じて変わるので確認して「続き」
- 「メモリーサイズ」のパネルになるので、もし PC のメモリが潤沢(16GB 以上)であれば適当に(例えば 4096MB)増やす。そうでなければデフォルト値のままでよい。
- その後はデフォルト値のまま先へ進む。
- 仮想マシンの新規作成が終わり、起動時のパネルに戻ったら左ペインに作成した仮想マシンが表示されていることを確認。その名前を選択したら右ペインにいろいろな情報が出ることを確かめる。
- 右ペインの「ディスプレイ」をクリックし、ビデオメモリーを最大にする。(しなくてもいいが、GUIを動かすならこのようにしておいたほうがよさそう。)
- 同じく「ストレージ」をクリックし、CD/DVD のアイコン(「空」と書いてある)をクリック。右のパネルの「属性」「光学ドライブ」の右にある CD/DVD のアイコンをクリック。
- 「仮想光学ディスクファイルを選択」をクリックし、先にダウンロードしておいた Linux の CD/DVD イメージ(iso ファイル)を選択、OK をクリック。
- 上部の「起動」(緑の右向き矢印)をクリックすると仮想マシンが起動し、CD/DVD イメージから Linux が起動してインストールが始められる。
- 後は実習と同じようにインストールを行えばよい。
- ネットワーク設定に関しては、ホスト OS でネットワークがちゃんと使えていればプロキシ設定をしなくても大丈夫なはず。
スクリーンショットつきの解説が見たければ例えば
など。適当に検索しても色々出てくる。